:*:Ｊの祕度空間:*:

VOL.03  松本潤X中井貴一的對談
放送前インタビュー第3弾は、超豪華！松本くんと中井さんのスペシャル対談です !!　撮影開始前に行われたこの対談は、中井さんの横に座った松本くんがとても緊張している様子が印象的でした。中井さんの興味深いお話は必見です！ぜひご覧ください。

Q：中井さんが出演を引き受けた理由は？
中井 (以下 中) ： 瀬戸口さんから5通ほどラブレターを頂いたんです。役者にとって恋われる事は大切な事で、単純に嬉しかったですね。内容を聞いてみると、すごく社会的な問題意識があるし、松本君が出演されるという事もあって、お引き受けしました。


Q：松本くんの印象について
中 ： ドラマやバラエティももちろん見たことあるし、彼は芸能界で評判がいいんですよ。「松本君てどんな子？」 と聞くと、みんな 「ものすごくいい奴！」 と言うんです。役に真摯に取り組むと聞いて、「一緒にやらせていただくと面白いかもしれないな」 と思いました。

Q：松本さんから見た中井さんはどんな印象ですか？
松本 (以下 松) ： 最近では 『風のガーデン』 を見させて頂きましたが、過去にご出演された作品はいくつも見させて頂いています。僕が生まれる前から役者をやられている " THE プロ " の中井さんとご一緒させていただけて、こんなに光栄な事はないと思っています。先ほどお話させて頂いて、本当にプロ意識が高くいらして、3カ月間同じ現場で過ごさせて頂き、色んな部分で勉強させて頂きたいと思っています。

中 ： 勉強するとこ、本当にないよ。俺、いま (役を) 降りた方がいいかもしれないな。今のいい印象のままの方がいいよね。一緒にいてものすごいがっかりされるのイヤだもん (笑)。

松 ： そんなことないですよ。現場でご一緒するのは、もちろん緊張もすると思いますけど、楽しみです！先ほどお話されていた中ですごく印象に残る言葉があって、「プロというのは、ひとつの仕事が終わったらまたゼロに戻る。そしてゼロからまたスタートさせないといけない。役者というのはそういうものだ」 という話をされていたんです。実際にはそういう方たちだけではないと思うし、僕もそう言えるかと言われたら、言えないし...。でもそれが本当のプロなんだという事を、ご自身でも背負って実践されている。ほんとに全くスキがないないぁと思いました。

中 ： スキだらけです！ものすごいスキだらけ (笑)。

松 ： その話がすごく印象的で、その瞬間、濃い3カ月が始まるなって楽しみになりました。こんなチャンスは滅多にないですから。

中 ： 僕も "松本潤" と一緒にやれるチャンスは滅多にないと思う。ただ、役者って過去の栄光ではメシが食えないという事なんですよ。過去にどんな名作に出ていてヒット作を作っても、次が失敗したらもうダメなんです。僕らフリーランスの仕事の場合はそのくらいの覚悟で仕事しないとダメ。本当に仕事が来なくなるんです。俺も松本君もそういうつもりでやってるんだから、TBS もお願いしますよ、ってことを遠まわしに言っておこうかな (笑)。

Q：このドラマが扱うテーマについて
松 ： 世の中の流れをそんなに自分が分かっているとは思いませんが、弱い人が生きづらい世の中だと感じています。もちろん、それだけではないと思うけど、そういう部分があると思うんです。このドラマは、暗い世の中だからこそ一生懸命生きること、素直に生きること、強くて汚いものに負けない強さみたいなものを扱いますが、それが僕にはすごく輝いて見えたので、その輝きを視聴者の方にも届けられたらなと思いました。

中 ： 今、日本人に一番足りないのは、"意識を持たない" という事だと思うんです。みんなの中で、「差別ってまだあるの？」 「イジメと差別はどう違うの？」 という認識だと思いますが、意識がないだけであって、実際そういうことが世の中で起きてるいのは事実ですよね。このドラマで、何かが変わるという事よりも、意識が変わるきっかけになればいいなと思います。意識をちょっとでも持ってもらえるかどうかが、今回のドラマのテーマのような気がしています。何を言わんとしているかよりも、意識を持ってもらえるかが今回のドラマだと思っています。

Q：「スマイル」 というタイトルですが、笑顔で困難を乗り越えられると思いますか？
松 ： 実際自分も人の笑顔に救われたりする経験はありますが、ただそれを日常的になんとなく感じているだけで、意識して考えたり捉えたことは今までなかったなと、本を読んで改めて思いました。笑顔って一瞬のことだけど、それがものすごい力になったりするんですよね。お金とかは一切掛からないけど、本当に嫌なことから抜け出すきっかけになったりするものだし、すごく大切なことだと思います。笑顔って人それぞれ違うと思うし、その人の中でもそのときの感情によって実は変わるものですよね。"スマイル" って実は色んな形があって、すごく深いものなんじゃないかなと思います。色んな事を抱えていながらも笑顔でい続けようとするのは、すごく強いですよね。

中 ： 今の世の中で一番大切なのは笑うことじゃないかと思うんです。役柄で言えば、僕たちはビトの笑顔に救われるという役で、全ての起点はビトの笑顔。周りの人間は必然と笑顔になっていく物語になるんだろうなと思います。

Q：男が同志になれる、相手を認める瞬間はどういう時ですか？
中 ： 外見とか育ってきた環境ではなく、魂と魂がどこかでぶつかりあっていく、根底にあるもので男同士は結ばれていくと思います。男同士の友情は硬いと言いますが、そこがないと心を許さないからなんですよね。根幹の部分で結びつかないと本当に心を開いていかない。それができる人は本当に少なくて、一生のうちに一人か二人しか出てこないんじゃないかな。そこが、一馬とビトは結びついたと思うんですけどね。

以上ˇ
等有時間再來消化...
*Sin